アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

大手マスコミも報じ出した、大牟田市「約半年間に社員3人自殺」

 本紙がいち早く昨年11月1日には指摘していた福岡県大牟田市の会社で「(昨年)約半年間に社員3人自殺」の件につき、大手マスコミでもようやく報じ出した。
きっかけは、やはり本紙がいち早く報じた、その疑惑の会社オーナーが1月29日に暴行容疑で逮捕されたこと。すると「NHK福岡放送局」が同日夕方、社内でパワハラが日常的に繰り返されていた可能性があるとして、警察はオーナーから話を聞くなどして、詳しいいきさつを調べることにしていると報道。しかし、このニュースでも知ってか知らずか、そのオーナーが逮捕されたことに触れていない。
 そして翌1月23日夕方になり、ようやく「九州朝日放送」が知人に対する暴行容疑でオーナーが29日逮捕、30日送検と指摘。そして、このオーナーの会社で昨年5~10月にかけ、30~40代の男性従業員3人が相次いで首をつるなど自殺しているが、このオーナーが自殺した従業員に罵声を浴びせたり脅したりするなどのパワハラを日常的に繰り返していたと見られ、警察は3人が自殺した経緯なども慎重に調べる方針という。同じころ、「RKB毎日放送」も3人自殺の件を報じたが、なおオーナー逮捕の件には触れていない。
このように未だにこの件、ローカルでした報じられていないし、しかも逮捕されているにも拘わらず、オーナーの実名も会社名も伏せられている。
なぜなのか?

 本紙の見立てはこのオーナー、中嶋全克容疑者(44。横写真)は地元・大牟田市に本部を置く指定暴力団「浪川会」と懇意な企業舎弟であることから、すでに福岡県警、さらには警視庁などからも応援を出し、警察当局の威信をかけて浪川会の壊滅作戦を行う上での契機としたいことから、慎重を期して広報は一切せず、また大手マスコミは逮捕情報は知り、全国規模のニュースと薄々は思いながらも協力して報じない、あるいは報じてもほんのさわりだけということではないのか。
3人の名前と、自殺したとされる日は以下の通り。

石坂浩之氏(18年5月7日)
松本勇也氏(同年8月23日)
蒲原竜二氏(同年10月15日)

 石坂氏と蒲原氏は中嶋容疑者がオーナー、妻が代表の「MRコーポーレーション」(大牟田市)の社員。松本氏は関連会社「Sea cross」(同)の社員。Sea crossの代表は、MRコーポーレーションの取締役を兼務している。それから、蒲原氏は専ら、MRコーポーレーションが所有する建物を寮として貸している関係から、外国人労働者を派遣している「九州コンストラクチャーズ協同組合」(荒尾市)の仕事をしていたという。
半年に3人自殺という事実だけでも異様だが、そもそもMRコーポレーションにしろ、Sea crossにしろ、わずか社員数名と聞けばその異様さは際立つだろう。
しかも、本紙既報のように、中嶋容疑者が借金の取り立てをしていた斎藤弘正氏も自殺しており、その追い込みの厳しさが自殺の原因とも。その他にも中嶋氏関係では2人の自殺者が出ているとの情報もある。
「中嶋自身、そもそも『九州誠道会』の会長だった村神長二郎氏(故人)の実子分で組長だった。10年ほど前に組を辞めた後も、村神氏の闇金の取立をしていた。斎藤氏への取り立てはその関係。2億円ほど貸し、毎月金利だけで500万円ほど回収していたと聞いています」(事情通)。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧